フォトショップの使い方 - 色調補正の方法(初級)
撮影した写真が自分が想像していた感じとは随分とかけ離れた色合いになっていた。そんな経験をしたことがある人は大勢いるでしょう。
なぜそんなことが起こるのでしょうか。それは人間の目が環境に対して高い順応性を示すことに原因があります。
朝、昼、夕方と時間の変化によって自然光の光源色は変化していきます。真昼の太陽光は白色に近く、夕日はどう見ても赤系にみえます。本来、光源の色が変わるとそこから反射される光の色(これが目に見える物の色です)も変化します。しかし、白いコップは昼に見ても夕方に見ても「白いコップ」であると人は判断できます。目に入ってくる光の色は違うはずなのに!です。
これは、人の目がある程度の光源色の違いに対して上手く順応している良い例だと言えるでしょう。
「室外(自然光)での撮影」と「室内(蛍光灯)での撮影」などの条件でも、光源色は大きく異なってきます。それなのに、人の目には大きな違いとしては感じられません。(もっとも、実際に横に並べて比較すれば違いは分かるはずなのですけどね。)
写真はこの「人には感じられない差」をも撮影してしまう、という特徴があります。この結果いわゆる「色カブリ」という現象が起こります。これは、銀塩写真、デジカメの両者に言えることです。最近のデジカメでは、ある程度の補正は自動的にしてくれる様ですが過信は禁物でしょう。
ま、ある程度の色カブリを起こしてしまうのは仕方ないとして、それを補正することを考えましょう。
大概のレタッチソフトには補正用の機能がついています。ここでは、その使用法について説明します。
と、その前に「色」とは?
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色とは何か?これは大昔から多くの学者が悩み考えてきた命題のようです。
この疑問に対し答えの一つを出したのは、かの有名なニュートンです。彼は、プリズムを使うことによって太陽光(白色光)の中から虹色の光の帯(スペクトルという)を再現することに成功しました。これによって、太陽光の中には元から様々な色の光が入っていることが明らかになったのです。
後に、光とは電磁波であるということが証明されます。電磁波とは電場と磁場という2つの性質をもつ波のことで、その波長(波の幅)によって様々な呼び方をします。赤外線、紫外線、X線やガンマ線なども電磁波の一種です。その中で人の目は波長が400~700nm(ナノメートル:1nmは10億分の1メートル)の電磁波を感じ取ることができます。このことから、これらの電磁波は一般に「可視光」と呼ばれています。
それぞれの色の光は少しずつ波長が異なります。プリズムを通るときに、これらの光は屈折という現象を起こして曲がるのですが、その曲がり具合は波長によって変わります。そのため、プリズムに入る前は白色工(全ての色が均等に混じった状態)だったものが、虹色の帯に変化するのです。
白色光は物に当たって反射します。その時、全てが反射されるのではありません。いくつかの波長の光は物体に吸収され、残った光だけが反射されます。人の目は、各色のバランスを読み取ってその物体の色を認識するのです。
全ての色はR(赤)G(緑)B(青)の3色の光で再現できるとされ、これらは色光の3原色と呼ばれています。色光の3原色は加法混色という原理にもとづいて様々な色を示します。3色ともに最小のときは光が無い状態、すなわち(理想の)黒を示し、3色ともに最大のときは(理想の)白を示します。
テレビやパソコンのモニタも、このRGBの加法混色によって色を表現しているのです。
フォトショップでは、このRGBの各色のバランスを変えてやることによって画像の色を調節することが出来るのです。
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