さて、フォトショップには多くの機能があります。
デジカメで撮った画像を更に良くする時、あるいは駄作の写真をなんとか使える状態にする時。
こういった時にこそ、フォトショップは本領を発揮します。
「トーンカーブ」や「レベル補正」という機能はこういったことを可能にする素晴らしい機能なのですが、いかんせん、使うのには少々慣れが必要です。
今回は「特定色域の選択」という機能を紹介します。
■ 特定色域の選択
「特定色域の選択」の機能を説明するなら…、
「画像に含まれる色を、色相別に色味の修正をする」機能となります。
1・「特定色域の選択」のウインドウを開く
「特定色域の選択」を使うためには、
メニューから「イメージ」→「色調補正」→「特定色域の選択」を選択します。
選択すると次のようなウインドウが開きます。

2・変更したい色系統の選択
使用する際にはまず「カラー」から調節したい色を選択します。 上の図で赤で囲った部分です。右のプルダウンメニューをクリックすることで、修正したい色系統を選択できます。
色の系統は「レッド系」、「イエロー系」、「グリーン系」、「シアン系」、「ブルー系」、「マゼンタ系」、そして「白色系」、「中間色系」、「ブラック系」の合計9種類が用意されています。 要するに、RGB・CMY・K(3種類)という風に考えていいでしょう。 ちなみに、シアンとは一般の感覚でいうところの水色、マゼンタはピンク・・・に近い色です。
3・色の調節
次に、「カラー」の下に並んでいるCMYKの4つのカラースライダ(上図:青)を調節してそれぞれの色の系統の調節をします。 C(シアン)は青(本当は上で書いたように水色っぽい)、M(マゼンタ)は赤(ピンクに近い)、Y(イエロー)は黄、K(ブラック)は黒(墨)です。
CMYKは、絵の具の色に近い感覚で混色できるので、
一般の人には分かりやすいのではないでしょうか?
3・相対値と絶対値の使い分け
下には「相対値」と「絶対値」という2種類のチェックがあります。(上図:緑)
「相対値」とは、変更前の各色を100%とする設定です。
「絶対値」とは、色の最大量を100%とする設定です。
「相対値」では、元からあるCMYKの値にスライダを動かした%を掛けた分、各色が変化します。
「絶対値」ではスライダを動かした%分だけCMYKの各色が変化します。
例えば、元々C(シアン)が50%のピクセルに対し、C(シアン)のスライダを+10%としたとしましょう。 「相対値」では50%の10%、要するに5%が増加分になります。(C:50%→55%) 「絶対値」では、そのまま10%が増加分になります。(C:50%→60%)
こんな感じで分かってもらえたでしょうか。
もっとも、ここでの計算は理想的な色での話です。 「特定色域の選択」では色の系統を9種類に分類していますが、一口に青と言っても、薄い青や濃い青、赤っぽい青から、黄色っぽい青まで様々です。 例えば、「カラー」で「ブルー系」を選択しているときには理想的なブルーにはスライダの設定どおりの色の変化が期待できますが、理想的なブルーから離れるとスライダの影響力は薄れていきます。
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